斎藤由貴さんの不倫報道で一躍有名になったモルモン教。
カルト的な宗教としてとらえてる方も多いのではないでしょうか?
モルモン教原理主義の方のドキュメンタリーをネットフリックスで見つけ、何気なく見てみたらこれがいい意味で衝撃。
仕事の手を止めて全話一気に見てしまいました。
夫との喧嘩で家族の在り方についてモヤモヤと悩んでいた私の心に風穴をあけてくれたのでご紹介します。
モルモン教の一夫多妻制『一人の夫と三人の妻』
砂漠が広がるユタ州の人里離れた地にたたずむロックランド・ランチ。
今もなお一夫多妻を実践するモルモン教原理派信者たちの日常を1年にわたってカメラが追う。
全4話にわたるドキュメンタリー密着動画です。
コミュニティーに実在する一夫多妻の家族に密着してるので、妻同士の仲たがいあり、家族の生と死あり、それはそれはリアルです。
配信会社 |
ネットフリックス |
舞台はユタ州、スピリチュアルちっくな洞窟
一夫多妻という特殊な家族形態が近代社会で非難を受けないわけがなく、人の目を避けるようにユタ州の砂漠にコミュニティーは存在します。
現在は14家族がこの岩場の周辺で暮らし、自給自足を目指し野菜も栽培しながら、住民の約半数が町にでて仕事をしています。
なぜ一夫多妻なのか
そもそも一夫多妻という特殊な形態をとっていなければ、僻地で隠れるように生きる必要性が大幅になくなくなるのですが、モルモン教の原理主義では「一夫多妻」こそが高次の天国に近づく方法として信じられています。
「神に近づくために多妻婚をする」
まぁ、、、この辺りは特殊性を感じずにはいられないですね。。
奥様が美人、そして幸せそう

この後3人目のこれまた美しい若妻をもらいます
こういうコミュニティーには、通常の生活では理解しがたい光景をどこか期待してる部分があるのですが、いい意味で期待を裏ぎられます。
みんな幸せそうなの。見よ、この美しい妻たちの笑顔を。
ネットニュース等では、未成年の少女と老人の強制婚だとか、女性への虐待による告発なんてのが目につくのですが、結婚はあくまでも相手の意思を尊重した上で、強制しないし(交際申込の失敗シーンあり)、夫を亡くした未亡人が宗派を超えてキリスト教の男性と新しい恋愛を始めたり、と窮屈さは全く感じませんでした。
もちろん多妻婚をしてないカップルも半数を占め、決断は夫婦にゆだねられています。
(ドキュメンタリーでは「神が決めること」と言ってましたが^^;)
「個人の意思」をお互い尊重しあってるし、家庭では女性の方が強くて、夫はタジタジになってるシーンも多かったです。
ヘアメイクやファッションも自由で、息苦しさはゼロ。
この辺りは原理主義といってもコミュニティーのよって大きく違うのかもしれません。
母の日には3つの花束を用意し、バレンタインデーにも3つの愛のカードを用意する夫。
多産、子供が多い
一人の奥さんが10人以上産むことも珍しくないので、子供の人数が半端なし。
彼女達が日本の少子化の話を知ったらびっくりするでしょうね。
カフェイン&アルコールはNG、そして結婚が20代前半と若く、避妊しないため、どの家族も誰かが妊娠してるのー!
彼らは、子だくさんで家族を大きくすることこそが正しい道と考えています。
だからこそ、一夫多妻という家族形態で、一人のパパさんが30人以上の子供を持つのです。
夫は同じでも妻の幸福度が違う
これです、私が一番唸ったのは。
この週末は夫の暴言で悩み、夫が変わらないのであれば、このまま一緒に年をとるのは難しいかもしれない、と考えていました。
しかしながらね、、同じ夫でも妻の幸福度は全然違うのです。
夫からエコひいきされてる、とかそういう問題ではなく、あくまでも妻の価値観、生き方が大きく影響を及ぼしてます。
攻撃する妻、憎む妻、与える妻
- 嫉妬で、他の妻を攻撃し、いつも辛そうな顔をしてる妻
- 夫との時間を邪魔する女性を憎んでる妻
- 競争には一切関与せずいつも笑顔で幸せそうな妻
この3人の夫は一緒です。
だけど本人達が日常に起きるトラブルへの受け止め方はおもしろい位全然違うんです。
- 他人を通して自分の問題に気づけたと思える妻
- 自分にとって都合の悪い相手をとにかく憎む妻
- 自分のわがままが通らなかったことに怒りを感じる妻
こんな女おったーーー!!!
遠い異国の特殊なコミュニティーを見ているはずなのに、私自身が学校や職場で経験した問題がフラッシュバックされるような錯覚。
誰か幸せそうに穏やかな表情で生きてるか?
もちろん「他人を通して自分の中の問題に気づけたと思える妻」です。
夫が変わらなくとも、妻の考え方次第で、幸せに過ごすことも出来るし、怒りで一杯になることも出来るし、憎しみで顔をゆがめて過ごすことも出来る。
これは「毒になる姑」の本にも書かれていたことと重なる部分がありました。
【毒になる姑】義理両親が毒親..パートナーが無理解で苦しい時に読んで欲しい本
もちろん、夫も重要よ
まるで妻次第で結婚生活が良くも悪くもなりえるみたな書き方をしてきましたが、もちろん、夫の日々の言動こそ最重要でっせ~
正直言って、妻同士がもめてる家庭は、夫が頼りなかった^^;
凄く優しそうな旦那さんだったけど。。
義両親と揉める家庭も夫が不甲斐ないですよね。
ただでさえ3人の妻が揉めてるのに、「ガンで亡くなった兄の妻2人も嫁にもらいます」宣言にはさすがの妻たちもドン引き。
「気に入らないなら、出て行ってもらってもいい」って自分の妻に言ったみたいで泣かせてたけど、それだけは言っちゃいけないセリフでしょ。
今いる奥さんを幸せにできてなくて、新しい奥さんを幸せにできるわけないじゃん。
結局、兄嫁1人は結婚辞退して、もう1人も妻同士の話合いの結果、結婚は先送りに。
男は理想とロマンを語ってるだけで、現実的な処理をしてるのは女。
子供は多いけど、結局旦那さんだけでは養いきれてなくて、共働きだし、妊娠中で働けない妻が、全員分の子供の子守してるし(11人くらい?)、つっこみ所も満載でした。
女の負担、ハンパねぇ~~
兄嫁2人とその子供を引き取ってもまた生活費足りないから働きにでてもらうつもりだったのかな??
洗濯や掃除も共働きでどんな風にこなしてるのか、その辺りも見てみたかった。
まとめ
夫が同じ、且つ同時進行で、パートナーシップの悩みや苦しみが全く違う3者3様の妻の人生を日本で見ることはできません。
モルモン教の原理主義だからこそ、の世界です。
このドキュメンタリーが伝えたかったのはこういうことではなかったと思いますが(汗)、タイムリーに私の心境にドカンの響くものがありました。
最初はぼけ~っと見てただけなのに、気がついたら仕事の手がとまり、全編観終わった後に、もう1回みたw
特異に思えた存在ほど、実は自分や身近なあの人と変わらない。
夫の暴言を責めるだけでなく、私自身の受け止め方、なぜ些細なことが大ゲンカにまで発展するのか、夫と話し合いをしてみます。
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