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主婦に医療保険は不要?末期肺ガンで入院中の年金生活者である父の費用を見て思ったこと

現在70歳、年金生活中の父は現在肺がんで入院中。
発覚した時はステージ4ですでに骨に転移しており、完治の見込みはない状態でした。

現在は、これ以上の転移を防ぐ&痛みをとるために緩和ケアのみ。
調子がよくなると一時退院していますが、基本的に病院の個室で過ごしてます。

そんな父が受けている医療とその実費負担の額から、医療保険への加入の必要性について改めて考えさせられました。

結論からいうと、医療保険=無駄と書かれてる投資や貯蓄本も最近随分増えましたが、それを鵜呑みにするのは少し危険かなぁ、と。

綺麗な個室で快適な入院生活

とても設備の整った病院の個室なので、見舞いに訪れた家族もゆったり過ごせる広々空間。
綺麗なトイレ・浴室もついており、ちょっとしたワンルームマンションのような部屋です。

正直始めて見た時は衝撃で。
「こんな部屋にずっと入院してるの??お金大丈夫??」

思わず口から出ちゃいました。
結論からいうと、年金受給額の中で余裕で入院できてました。

父が受けている医療行為と、支払い金額の順に説明しますね。

肺がん治療のため1回50万円の点滴を月に2~3回

現在父が受けている医療行為は、ガンの進行スピードを遅らせるための免疫療法。
高額ながん治療薬として有名なオプジーボを2週に1回のペースで行っているのですが、その点滴が1回50万円です。

50万円ですよ!!50万円!!
ってことは月に100万~150万円、それだけでかかっています。

プラスして、薬や個室ベット代に食事代金。
高濃度酸素を24時間吸引してるので、その利用代金もで、なんやかんや結構かかってます。

しかしながら、父が実質窓口で支払いしてるのはわずか月額25,000円。
余裕で年金の中から支払い可能です。

父がどのような制度を利用してるか説明します。

高額医療制度のカラクリ

月あたり約8万円をこえる高額医療費を免除してもらえる高額医療制度は、有名ですね。
但し、免除額は収入によって差があります。

出典:厚生労働省保険局

年金受給中の父の場合

父親は、公的年金以外にも企業年金も受け取ってるため、現役世代並みの所得があり、70歳以上ですが3割負担です。

1回目の治療(50万) 自己負担:15万円(3割負担)
2回目の治療(50万) 自己負担:15万円(3割負担)
3回目の治療(50万) 自己負担:15万円(3割負担)
合計 45万円

自己負担額:80,100円+(450,000ー267,000円)×1%=80283円

かなりの減額ですが、それでも8万円の支払いが1年継続したら結構な負担額ですよね。
しかしながら、高額医療制度には、多数回該当の免除制度があるのです。

高額医療制度の多数回該当

過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から「多数回」該当となり、上限額が下がります。

出典:厚生労働省保険局

所得によって支払い額は違いますが、父の場合、4カ月以降は80,100→44,400円に。
150万円が44,400円になるって日本の手厚さ半端ないっす。

そして、企業に所属していた父にはさらなる負担額減額の制度があります。

企業の健康保険協会の付加給付制度

父は退職後も勤めていた企業の健康保険に継続加入しています。
そこで利用できるのが、付加給付制度

付加給付制度とは?

窓口負担(1か月、1件ごと)が25,000円を超えたときに超えた額が給付されるという制度です。
※国民健康保険制度には通常このような制度はありません。

なので、父が窓口で支払う金額は、25,000円というわけ。
すごくないですか?25,000円なら年金からでも十分支払い可能です。

私の場合、フリーランスなので、最後の企業の健康保険制度を利用できないですが、それでも月4,4000円なら払えないことはないかなぁ、と。
それなら任意加入で入る医療保険は不要かなぁ、と思ったのですが、、、

(医療保険=無駄と紹介してるハウツー本では、この高額医療制度を理由に不要と言ってるケースがほとんど)

そう思うのは早合点です。

高額医療費の支給対象外

入院した場合にかかる「食費」「居住費」「差額ベッド代」「先進医療にかかる費用」などは高額療養費の支給の対象外です。
父の場合、個室なので1日あたり約1万円かかっています。

これをカバーしてくれるのが、民間で入っていた医療保険なのです。
月1万円なので月額30万円。父はこれを全て医療保険でカバーしてるので、支払いは一切不要。

現在3カ月入院してるので90万円の出費をカバーしてもらってます。
ガンといえど、すぐに亡くなるわけではないので、安心して入院できてるのはこの保険のおかげ。

大部屋は気遣いで大変

大部屋ならば、差額ベット代は不要です。
気にしない方なら全然大丈夫でしょう。

入院当初は、大部屋しか空いておらず、個室が空くのを待機していたのですが、肺がんで咳が止まらない父は、とても気苦労したそうです。
お見舞へ行くたびに同室の方に母が謝罪して回り、大変な気遣いをしたと。

今は広々の大部屋に移ったことで、快適な時間を過ごしてます。

今まで支払った保険金額を考えたら損?

現状だと、父がずっと支払ってきた保険金額の方が高額です。
しかしながら、入院してる父を見て思ったのは、単純に損とか得とかっていう問題ではない、なぁと。

先の見えない闘病生活で一番の安心になるのが民間の保険

これから闘病生活がどれくらい続くかわりません。
今は医学が発達してるため、ガン患者さんでも5年10年と生きる方も多いです。

しかしながら、有難いことに経済的な不安は、民間保険のおかげでゼロ。

これってめちゃくちゃ有難いことです。
あと何年、父がもつかわかりませんが、例え過去に保険会社に支払った額の方が多くなったとしても、それ以上の価値を父と家族に与えてくれます。

夫婦で入院するケースもある

最初にお世話になってた大部屋には、夫婦で別々の病院で入院生活を送られてる方もいらっしゃいました。
夫婦で入院生活となるとかかる価格は単純計算で2倍。

公的な年金支給額だけでは、とても支払いきれません。
支払いの終わった持ち家があればまだましですが、賃貸であったり、貯金がなければ、かなり厳しい現実になるでしょう。

実際支払いが出来ず、治療を止めざる得ない方もいらっしゃいます。

民間の医療保険に入らなくていい方

毎月、一定額を貯蓄し、そのお金に手を付けないで老後を迎えれる方、であれば民間の医療保険は必須でないと思います。

但しいくら貯めておけば十分か、は誰にもわかりません。
そして、お金があれば使ってしまうのが人間。

いざ、年金受給だけで生活することになった時、毎月数十万円以上の出費が続くとなると、よほどの貯金がない方でないと、安心して入院できないでしょう。

また、不慮の事故等あるため、入院を一切しない、という保障は自分で出来るものではありません。

激しい痛みを伴うガンの末期

父は現在、その痛みを緩和するために医療用麻薬を服用しています。
それくらい激痛を伴うのがガンの末期。

あまりの苦しみに自殺を選んでしまう方もいます。

最後の時を医療費を心配しながら過ごすか、安心して過ごしたいか、その差が医療保険加入のポイントですね。

ちなみに私は夫の職場で加入できる保険に夫婦で一緒に加入してます。
私だけ外れるか迷ったこともありますが、今回の父を見てやはり継続してよかった、と思いました。

まとめ:主婦の医療保険の必要性

以上が、現在末期がんで闘病中の父を見て思った医療保険の話です。

日本は、社会保障が手厚いです。
父のような年金受給者になっても、高額な医療行為を受けることができます。

ただし、それはあくまでも医療行為のみ。
入院にかかる必要は別途必要です。

どのような死に方をするかは誰にも選べません。
家計を逼迫するほどの高額な医療保険に加入しては本末転倒ですが、多少の備えをすることは、長寿国であり、年金支給が減額されるこれからの世代には必要なのではないでしょうか?

特に、自分用の貯蓄が十分に出来てない主婦の方にはいい保障になると思います。
自分の病気が原因で家計が崩壊するなんて、悲しすぎますよね。

保険は人生の中でも大きな買物です。
なので掛けっ放しにするのではなく、節目節目で見直しもしたいと思ってるので、この記事も都度更新したいと思います!

みんなで安心な老後を迎えましょー!